大学生になったHくんのお話です。Hくんは中学生のときに竹内ピアノ教室(東松山市)にやって来ました。

しばらくして大人のポピュラーピアノの教本を始めることになりました。これはまだ続いています。

入会してわりとすぐのことです。

「ねぇHくん『エリーゼのために』って知ってる?楽譜無しでやってみない?勿論楽譜用意してもいいよ」

「...楽譜いらない」

 

それから楽譜なしでの『エリーゼのために』が始まりました。どのようにしていくかというと、1フレーズずつ、あるいは1音ずつ弾いていくのです。

例えば

(ミレミレミシレドラーと私が弾く)

「はい、ここまで弾いてみて!」

「次は(右手の)ラを弾く時に左の5番でここのラを弾いて」

みたいなことを延々とやっていくのです。

1つずつ覚えていくので確実に進みます(忘れない限りはですが!)

今は結構最後の方にきています。

 

じつはこれって私が駆け出しの頃に引き継いだ、社会人の生徒さんで楽譜が読めない人にやっていたことです。

引き継いだ時その生徒さんは、先生が簡単にアレンジした『エンターティナー』を弾いていました。勿論楽譜無しで。

他にも幅広い音域で次から次へと弾き、たまにトレモロを使ったりして小業が使えたんです、その人は!

正直言って上手くはないけど弾けたんですこれが!

この生徒さんはギターを弾いていて、コードがわかっていたのでコードで説明するとかなり理解が早かったです。

 

楽譜というか音符が読めない(読む必要がなかったのかもしれない)生徒さんとの出会いを機会に私は楽譜無しのレッスンもなかなかいいなと思っていました。『イマジン』、『素直になれなくて』、『渚のアデリーヌ』(こちらは難しいバージョン)、そして勿論『エリーゼのために』もやりました。

 

この生徒さんのレッスンで私はいろいろなことを感じたり考えたりしていました。

やっとこどっこいで音符は読めるようになったけど、いざやめる時に何も弾ける曲がない!(これは我々講師の責任ですが)この人は繰り返し弾くことによって確実に覚えて弾いてしまうので、ゆっくりではあるけれどレパートリーが増えていきます。

繰り返しになりますが上手くはないけど、どんどん弾いていくんです!

人それぞれの楽しみ方がありますが、この楽しみ方もすごくいいです!

後に私が教室を変わることとなりこの生徒さんとはお別れになってしまいましたが、事情をわかってくださる先生にお願いしました。彼ならレッスンをやめても家でピアノを弾いてくれるに違いないと確信していました。

 

ところで話をHくんに戻しますが、最近私がHくんに言っていることです。

「もうちょっとでエリーゼ終わるんだから終わるまでやめないでよ!あともうちょっとなんだから!」

Hくんは(えっ!?)みたいな顔してました(笑)

 

竹内ピアノ教室(東松山市)では無料体験レッスンを歓迎しております。東松山でピアノ教室をお探しの方はぜひ一度当教室の体験にお越しください。お申し込みをお待ちしております。

 

無料体験レッスンのお申込みはこちら